演題募集のご案内

演題募集期間

2026年１月7日（水）正午～2月12日（木）正午

募集区分

セッション区分 テーマ 登録先 司会の言葉
シンポジウム1 消化管出血に対する最新のアプローチ 消化器病／内視鏡

消化管出血に対する最新のアプローチ

消化管出血を取り巻く環境は時代とともに変化しているが、その診療における内視鏡医の重要性は変わらない。出血の原因は、消化性潰瘍や食道静脈瘤などの上部消化管出血から、憩室出血や直腸潰瘍などの下部消化管出血、さらには小腸出血まで多岐にわたる。止血治療においては、抗血栓薬関連出血や内視鏡治療後出血への対応、緊急内視鏡の実施タイミング、鎮静や疼痛管理を含む周術期管理が重要である。
従来からさまざまな止血手技が用いられてきたが、近年では視野確保用ゲル、OTSC、吸収性止血材などの新規デバイスや、RDI・AFIといった出血特化型画像強調法の登場により、治療選択肢は大きく拡充している。
本セッションでは、消化管出血に対する最新のアプローチについて議論したい。緊急内視鏡治療、多施設成績および周術期管理、新規薬剤や止血法の提案、止血困難例への工夫など、幅広い観点からの演題を募集する。また、新たなデバイスや画像技術を活用した診断・治療アルゴリズムの確立を目指す臨床的検討も歓迎する。

司会
三池　忠宮崎大学医学部　内科学講座　消化器内科学分野
山口　太輔佐賀大学医学部　内科学講座　消化器内科
シンポジウム2 共に創る炎症性腸疾患のみらい 消化器病

共に創る炎症性腸疾患のみらい

炎症性腸疾患（IBD）診療は病態解明や治療法の進歩により大きく発展してきたが、依然として多くの課題を抱えている。患者背景の多様化や高齢化、医療資源の偏在や社会支援の不均衡に加え、分子標的薬の適正使用やモニタリング、リアルワールドデータの解釈も課題である。本シンポジウム「共に創る炎症性腸疾患のみらい」では、基礎研究から臨床、さらに地域医療・多職種連携・患者参画といった多面的視点から研究成果と現場知を往還する実装戦略を議論し、IBD診療の新たな展開を探りたい。バイオマーカーや画像・内視鏡評価の標準化、合併症管理、ライフステージに応じたトランジション支援、就学・就労との両立など、より良い医療のあり方を具体的に描き出すことが、本セッションの目指すところである。多様な立場からの知見を持ち寄り、次世代のIBD医療のみらいを一緒に考える有意義な議論の場となることを期待する。

司会
鶴岡　ななえ佐賀大学医学部　内科学講座　消化器内科
久能　宣昭福岡大学医学部　消化器内科学講座
シンポジウム3 消化管腫瘍に対する内視鏡診断の最前線 内視鏡

消化管腫瘍に対する内視鏡診断の最前線

近年、消化管内視鏡検査の進歩はめざましく、通常内視鏡検査、超音波内視鏡検査に加え、NBI・BLI・TXI・LCI・RDIなどの画像強調内視鏡検査、NBI・BLIもしくは色素を併用した拡大内視鏡検査、超拡大内視鏡や共焦点内視鏡などの顕微内視鏡検査、カプセル内視鏡検査、さらには人工知能 （AI） を搭載したコンピュータ診断支援システムも普及してきている。しかしながら、これらを用いた内視鏡診断学はまだまだ発展途上であり、１つの所見や観察法の工夫などにより、これまでの診断学の概念が大きく覆る可能性を秘めている。本セッションでは消化管腫瘍（上皮性・非上皮性、良悪性問わず）を対象に咽頭から大腸まで、今あるmodalityを駆使し存在診断、質的診断、範囲診断、深達度診断に至るまで内視鏡診断の向上に期待される観察法や所見などについてご発表頂き、内視鏡診断学の発展に寄与するような議論を期待している。

司会
金光　高雄福岡大学筑紫病院　消化器内科
川崎　啓祐九州大学大学院　病態機能内科学
シンポジウム4 肝胆膵疾患に対する集学的治療〜内科治療と外科治療のクロスロード〜 消化器病／内視鏡

肝胆膵疾患に対する集学的治療〜内科治療と外科治療のクロスロード〜

肝胆膵疾患は、悪性疾患、良性疾患、急性疾患、慢性疾患、感染性、自己免疫性などと多岐にわたる。また、近年EUSやERCPを中心とした内視鏡的治療の進歩、手術技術、移植医療の進歩、周術期管理の向上、さらには分子標的薬や免疫チェック阻害薬など、化学療法の発展により、治療選択はますます多様化している。このように複雑化・高度化する肝胆膵疾患の診療において、内科と外科がいかに連携し、最善の治療戦略を構築するかが重要となってきている。本セッションでは、内科・外科それぞれの立場からの最新知見や、協働による治療戦略の工夫、さらには今後の展望について幅広くご発表いただき、活発な討論を通じて新たな治療の方向性を共有したい。

司会
曽山　明彦長崎大学　外科学講座　肝胆膵・移植外科
樋之口　真鹿児島大学大学院　消化器疾患・生活習慣病学
パネルディスカッション1 胆膵疾患に対する内視鏡治療の新たな展開 内視鏡

胆膵疾患に対する内視鏡治療の新たな展開

胆膵疾患における内視鏡治療の発展はめざましい。各種ドレナージ、結石除去術などが行われているが、切開併用の乳頭バルーン拡張、いろいろな工夫がなされたパピロトームや造影カニューラ、結石除去デバイス、胆管・膵管ステント、拡張デバイス、経口胆管・膵管鏡など、多種多様なデバイスや手法が開発され、簡便で安全な治療を行うための新たなtipsが日々生まれている。また、専用デバイスや手法が開発され、確実な処置が可能となったことにより、超音波内視鏡下の胆管・胆嚢・膵嚢胞ドレナージも広く普及し、さらには、胆膵腫瘍に対するアブレーション、ESD併用の乳頭部切除なども試みられている。
胆膵疾患に対する内視鏡治療は、多様で多彩であるがゆえに、新しい手技の習熟が困難で、術者・施設により治療成績に差がみられることもある。本セッションでは、各施設の新たな取り組み、それらを安全かつ効率よく行うためのコツをご紹介いただき共有したい。

司会
吉成　元宏熊本大学病院　消化器内科
小澤　栄介長崎大学病院　消化器内科
パネルディスカッション2 慢性肝疾患診療における新たな知見の創出と展望 消化器病

慢性肝疾患診療における新たな知見の創出と展望

近年、ウイルス性肝炎の拾い上げと治療の進歩により、その制御が大きく進展した一方で、肥満や糖尿病など生活習慣病の増加に伴い、慢性肝疾患診療の主たる対象は非ウイルス性肝疾患へと移行しつつある。非ウイルス性慢性肝疾患には、MASLD、MetALD、ALDといった脂肪性肝疾患に加え、自己免疫性肝疾患や先天性代謝異常症など多様な病態が含まれる。近年の基礎研究の進展により病態の理解が深まり、新たな治療法の開発も進みつつあるが、その病態は複合的かつ多様であり、予後改善には専門的かつ包括的な医療の実践が不可欠である。ウイルス性肝炎においてもHBV治療適応のグレゾーンやSVR後のフォローアップなどエビデンスの構築が求められている。本セッションでは、各施設における慢性肝疾患に関する最新の研究成果や臨床応用の知見を共有し、診療指針や治療戦略の現状と課題、さらには今後の展望について、基礎と臨床の両面から幅広く議論を深めたい。

司会
遠藤　美月大分大学医学部　消化器内科学講座
本間　雄一産業医科大学医学部　第3内科学
ワークショップ1 九州の叡智をエビデンスへ〜みらいを切り拓くために〜 消化器病／内視鏡

九州の叡智をエビデンスへ〜みらいを切り拓くために〜

消化器病および消化器内視鏡診療に関する近年の進歩は著しいが、さらなる発展や新規治療の開発には、質の高い臨床研究による新たなエビデンスの構築が必要である。消化管領域では、ESDに代表される内視鏡治療や消化管癌に対する集学的治療、炎症性腸疾患に対する新規治療薬の開発が目覚ましい。肝臓領域ではウイルス性肝炎の治療成績は向上したものの、増え続ける脂肪性肝疾患や、多様化する肝細胞癌治療などの重要課題が残されている。また、胆膵内視鏡の進歩は著しく、interventional EUSなどの新規技術が日常診療に定着しつつあるが、膵癌・胆道癌は依然として最難治癌である。本ワークショップでは、このような消化器疾患の未解決課題を解決する臨床研究、特に多施設共同研究に焦点を当て、各研究の現状や成果を共有すると共に、今後の新たなエビデンス創出の足掛かりとなる機会としたい。九州から世界へ情報発信する熱い議論を期待する。

司会
藤森　尚九州大学病院　肝臓・膵臓・胆道内科
吉岡　慎一郎久留米大学医学部　内科学講座　消化器内科部門
ワークショップ2 “届く・診る・治す”時代へ：モダリティが拓く小腸疾患の診療 消化器病／内視鏡

“届く・診る・治す”時代へ：モダリティが拓く小腸疾患の診療

小腸疾患は消化管出血や炎症性腸疾患、悪性腫瘍など多彩であり、かつてその診療は造影検査が中心でした。しかし現在は、カプセル内視鏡やバルーン内視鏡の普及により、小腸の全貌を「届く・診る・治す」ことが可能となりました。さらに、非侵襲的な画像診断としてCT enterography、MR enterography、腹部超音波検査、また炎症性腸疾患においては便中カルプロテクチンやLRGなどのバイオマーカーも開発され、各施設で得意なモダリティを駆使した診療が行われています。本ワークショップでは、各施設における小腸疾患診療の現状や多施設での取り組みを含め、診断から治療まで幅広く多角的な視点で共有できる演題を広く募集いたします。多様な議論を通じて、新時代を拓く小腸疾患診療の姿をともに考えましょう。

司会
安川　重義福岡大学筑紫病院　消化器内科
金城　徹琉球大学病院　光学医療診療部
一般演題 消化器病／内視鏡
研修医発表
（卒後2年迄※医学生含む）		 消化器病／内視鏡
専攻医発表
（卒後3年～5年迄）		 消化器病／内視鏡

採択結果

採択の結果は、3月下旬頃（予定）に例会ホームページへ掲載いたします。
一般演題の発表区分は、会長にご一任ください。

入力項目について

  • 筆頭著者名、共著者名、所属機関名、連絡先電話番号、FAX番号、電子メールアドレス、希望の演題分類、演題名、抄録本文などの必要項目をすべて入力してください。
  • 演題名、抄録本文
    • 消化器病学会：全角 896文字（半角 1792文字）以内
    • 消化器内視鏡学会：全角1000文字（半角 2000文字）以内
    制限を超えて登録する事はできませんのでご注意ください。
  • 最大著者数、所属施設数
    シンポジウム･
    パネルディスカッション
    ･ワークショップ    		 一般演題･研修医発表
    ･専攻医発表
    消化器病学会 最大著者数 5名まで※
    （筆頭著者を含む）    		 20名まで
    （筆頭著者を含む）
    所属施設数 10施設まで（複数選択可）
    消化器内視鏡学会 最大著者数 10名まで※
    （筆頭著者を含む）    		 21名まで
    （筆頭著者を含む）
    所属施設数 21施設（複数選択可）
    • 最大著者数は、主題演題（シンポジウム･パネルディスカッション･ワークショップ）と公募演題（一般演題･研修医発表･専攻医発表）で異なります。
      演題登録システムでは上記の最大著者数以上登録できる仕様となっておりますが、主題演題で登録可能な最大著者数を超えて登録しないようご注意ください。
  • 演題登録後は、必ず登録番号とパスワードを用いて、確認画面から、登録がなされているかの確認をおこなっていただきますようお願いいたします。（ブラウザのバグまたはUMINプログラム修正に伴うバグの新規発生等により、稀に登録完了のメールが届いたのに、または登録完了の画面が表示されたのに、登録が完了していなかったことが報告されております。）
  • 演題登録後も締め切り前であれば抄録等の訂正は可能です。その際には、登録番号およびパスワードが必要です。
  • 登録後の自動確認メールが届かない場合は、メールアドレスの誤記など登録が正常に完了されておりませんので、必ず、自動確認メールの受信を確認してください。

    演題登録システムでは、【Firefox】【Google Chrome】【Microsoft Edge】【Safari】以外のブラウザで演題登録はできません。
    それ以外のブラウザでは、ご利用にならないよう、お願いいたします。

演題登録の注意点

暗号登録について

  • オンライン登録および修正は、原則として暗号通信の使用をお願いします。
  • この暗号通信の使用により、第3者があなたのパスワードを盗聴して、演題・抄録を無断削除したり、改ざんしたりすることを防ぐことができます。従って、当学会では原則として暗号通信の使用を推奨します。
  • ただし、暗号通信が使えない場合（施設やプロバイダの設定に問題があるか、ブラウザが古い） もありますので、その際は平文通信をご利用ください。
  • 平文通信においては、パスワード等の盗聴が可能ですから、セキュリティや個人情報の保護の点で危険です。
  • 特に病院情報システムや電子メール用に使っているパスワードの使用は絶対に避けてください。被害が演題・抄録以外にも及びます。
  • 平文通信をご利用の際は、こうした危険性を十分に考慮してください。

パスワードについて

抄録を最初に登録するときに登録者本人に任意のパスワードを決めていただきます。登録番号、パスワードに関しての問い合わせには一切応じられませんので必ずメモをとるなど保管するようにしてください。演題応募時の登録番号とこのパスワードを用いることにより、登録後の変更が何回でも可能です。修正・確認は修正・確認画面より行ってください。

【ご注意ください】演題登録システム（UMIN）の一時保存機能について

演題登録システム（UMIN）で一時保存機能をご利用いただく際は、最後に必ず「確認・修正」ボタンから本登録・修正まで完了したことをご確認ください。一時保存機能のデータは、運営事務局が確認する登録データには一切反映されないため、演題受付・修正対応ができませんのでご注意ください。
演題登録締切りの時点で、「一時保存」状態の演題については、取り下げとみなします。

演題のカテゴリーについて

カテゴリー1

01.食道 02.胃・十二指腸 03.小腸 04.大腸
05.肝 06.胆 07.膵 08.その他

カテゴリー2

01.形態 02.機能 03.生化学 04.薬理 05.代謝
06.ウイルス 07.病理 08.炎症 09.潰瘍 10.腫瘍
11.消化吸収 12.胆石 13.肝炎 14.肝硬変 15.門脈
16.疫学 17.成因 18.病態生理 19.診断 20.画像
21.治療 22.手術 23.予後 24.その他

研修医発表・専攻医発表

  • 優秀演題は、初日（2026年6月12日（金））の情報交換会にて表彰いたします。※予定
  • 表彰についての詳細はPDF「研修医・専攻医奨励賞について」をご参照ください。

COI（利益相反）状態について

演題口演発表時には、消化器病学会・消化器内視鏡学会共に、利益相反（COI）状態の開示が必要になります。

日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会

演題登録

日本消化器病学会

暗号通信

平文通信

日本消化器内視鏡学会

暗号通信

平文通信

演題登録に関するお問合せ先

第127回日本消化器病学会九州支部例会
第121回日本消化器内視鏡学会九州支部例会 運営事務局
㈱JTBコミュニケーションデザイン　第二事業局内
TEL：092-751-3244　FAX：092-751-3250
E-mail：g127-e121@jtbcom.co.jp

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